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クエリ検索: "NHK for School"
148件中 1-20の結果を表示しています
  • NHK学校放送番組 ネット展開の25年
    宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2021年 71 巻 4 号 46-69
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHKの学校教育向けサービスのポータルサイト「
    NHK
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    School
    」は、1996年に前身の「学校放送オンライン」が公開されて以来、年々利用者を増やしながら25年の節目を迎えた。 2018年度の「小学校教師のメディア利用と意識に関する調査」では、8割以上の教師がウェブサイト「
    NHK
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    School
    」を認知、7割に授業での利用経験があった。コロナ禍の休校時には、文部科学省の「子供の学び応援サイト」での推奨もあり、多くの家庭からもアクセスを集めた。 ネット展開の歴史を振り返ると、利用者が増えてきた背景には、放送番組を単にネットに置き換えるのではなく、研究者と学習に必要なメディアの要素の再検討を進めて骨格をつくり、利用者のニーズを把握・反映させながら随時改良を加えてきたことがみえてきた。 児童・生徒の1人1台端末が実現しつつあり、「個別最適な学び」と「協働的な学び」が求められる中、学校放送番組のネット展開の歴史を振り返ることで、今後の公共メディアにおける教育サービスのあり方を考える。
  • 佐野 博彦
    教育メディア研究
    2003年 9 巻 2 号 11-17
    発行日: 2003/03/31
    公開日: 2017/07/18
    ジャーナル オープンアクセス
    学校放送がその利用の最盛期を迎えたのは1980年代中ごろのことであったが、同時にこの時期は、テレビ放送・学校放送をめぐる状況が大きく変化し、番組の演出も様変わりしていく転換期でもあった。ここでは、小学校理科番組を中心に、当時のさまざまな状況の変化を検証し、それが番組のありかたや利用状況にもたらした影響を考えたい。
  • 郡司 竜平, 小林 祐紀, 村井 万寿夫, 中川 一史
    日本デジタル教科書学会発表予稿集
    2019年 8 巻 1T-2C-2
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/10/16
    会議録・要旨集 オープンアクセス

     特別支援学校の授業において,「児童生徒のICT活用を指導する能力」の向上を意図した短時間で実施できる教員研修の開発を試みた。研修教材としては無償で利用できる

    NHK
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    School
    を採用した。5回の研修を実施した結果,受講した教員によるICT活用への理解や授業の実施といった研修の有用性が確認された。一方で,児童生徒が自ら活用する授業の実施については課題が確認された。

  • 2019年度「NHK中学校教師のメディア利用と意識に関する調査」から
    宇治橋 祐之, 渡辺 誓司
    放送研究と調査
    2020年 70 巻 6 号 38-70
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK放送文化研究所では、全国の学校現場におけるメディア環境の現状を把握するとともに、放送・ウェブ・イベントなどNHKの教育サービス利用の全体像を調べるために、「教師のメディア利用に関する調査」を2013年度から実施している。この調査は、学校を単位として定期的に行ってきた「学校放送利用状況調査」(1950~2012年)にかわり、教師個人を対象としている。 2019年度は、2015年度の中学校教師の調査(理科、社会)に続く2回目の調査として、対象教科を4教科(理科、社会、国語、外国語)に増やすとともに、道徳など学級担任として授業を行う教科(担任教科)のメディア利用や、生徒の学習へのスマートフォン利用に対する意識などの新規の質問項目を追加した。 調査結果から、テレビやパソコンなどのメディア機器を教師が利用できる一定の環境が整い、特にタブレット端末を利用できる環境にある教師が4教科とも6割を超え、生徒は1人1台での利用が多いことが明らかになった。また国語、外国語ではラジオ・CDラジカセの利用が多いなど、教科による利用機器の違いがみえてきた。一方で教室のインターネット環境は無線接続が6割を超えたものの、まだ動画を問題なく再生できるまでには至っていない。 こうした機器で提示するメディア教材の利用は4教科とも8割を超え、「
    NHK
    for
    School
    教師利用率」は理科で63%、社会で56%だった。国語では「指導者用のデジタル教科書」、国語と外国語で音声教材の利用が多く、教科による利用の違いもみてとれた。また、担任教科の道徳では、授業を行っている教師のほぼ6割にメディア教材の利用がみられた。 生徒の学習へのスマートフォン利用については、学校と家庭のいずれの学習においても否定的な意見が多く、学習利用に向けた課題が明らかになった。 今後、生徒1人1台の端末の利用が定着していくことが予想され、教師が利用するメディア教材だけでなく、個々の生徒の学力に適応し、生徒が協働的に学ぶことができる教材の開発と提供が求められる。
  • 加茂川 恵司, 菊地 洋一
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2019年 33 巻 4 号 119-122
    発行日: 2019/03/16
    公開日: 2019/03/13
    研究報告書・技術報告書 フリー

    小学校理科における観察実験の特徴の一つとして,様々な事例体験の中で法則や概念を学んでゆく側面がある.目標とする知識が明瞭に設定されることもあるが,場面に固有な知識は活用を難しくする場合がある.時には詳細な正確性ではなく全体像を粗く捉える粗視化の技能が有用と考えられる.本研究では4年の「水の温まり方」学習を主題として,教材研究の立場からどのように粗視化へ進み得るか検討を行った.

  • 2022年度「中学校教師のメディア利用と意識に関する調査」から
    宇治橋 祐之, 渡辺 誓司
    放送研究と調査
    2023年 73 巻 6 号 30-63
    発行日: 2023/06/01
    公開日: 2023/06/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK放送文化研究所では,全国の学校現場におけるメディア環境の現状を把握するとともに,放送,インターネット,イベントなどNHKの教育サービス利用の全体像を調べるために,1950年から定期的に学校を単位として,あるいは教師個人を対象として全国調査を行ってきた。全国の小・中学校で「児童生徒向けの1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備するGIGAスクール構想の本格的な運用が始まり2年目となる2022年度は、1人1台端末の授業での利用だけでなく、家庭への端末持ち帰りとその利用状況を把握するために、中学校の教師個人を対象とした。対象教科は初めて5教科(理科、社会、国語、外国語、数学)としている。 GIGAスクール構想前の2019年度の結果と比べると、タブレット端末を利用できる環境にある教師が大幅に増加(63%→91%)、インターネットを利用できる環境にある教師(77%→93%)も増えていた。 また、生徒に1人1台ずつ配付されたパソコンやタブレット端末(「GIGAスクール端末」)を授業で生徒に利用させている教師は、5教科全体で87%であった。さらに授業で「GIGAスクール端末」を生徒に利用させている教師でみると、6割を超える教師が「家庭への持ち帰り学習」を行っていた。 授業でのメディア教材の利用についてみると、「指導者用のデジタル教科書」(33%→49%)の利用と、NHKの学校放送番組あるいはNHKデジタル教材のいずれかを利用していた「
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    教師利用率」(38%→49%)が増加していた。また、教科別にみると理科と社会で「
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    教師利用率」、外国語で「指導者用のデジタル教科書」と「学習者用のデジタル教科書」の利用が多く、教科による違いがみられた。 教師が生徒の家庭学習に行っている支援については、「紙の市販ドリルやプリント教材」「教科書」を利用した紙教材での支援が7割で多かった。ただし「アプリなどデジタルのドリル教材」など、生徒が家庭でパソコンやタブレット端末を利用して行う「デジタル教材」での支援も6割で、家庭学習の支援が多様化している様子もみられた。 またビデオ会議や資料共有、コミュニケーション機能などがある、授業と家庭学習で利用できる「学習支援ツール」は、84%の教師が利用していた。 GIGAスクール構想の実現で、教室のメディア環境は大きく変わった。家庭のメディア環境の差などの課題はあるが、授業と家庭学習を繋げられる「
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    」や「学習者用のデジタル教科書」などのメディア教材と「学習支援ツール」などを利用することで、生徒の学びをどう広げていけるのか、学校と家庭の両方を見渡した学習支援のトータルデザインを考える必要があると考えられる。
  • ―オンラインでの哲学対話実践の試み―
    古田 梨乃, 山田 航司
    日本語教育方法研究会誌
    2023年 29 巻 2 号 50-51
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/07/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Philosophical dialogue is defined as deep thinking about questions that have no correct answers. It is expected to promote cross-cultural understanding. We conducted a philosophical dialogue between international students from a Japanese language school and Japanese university students. It was a good opportunity for the international students to actually use Japanese. The participants noticed each other's similarities and differences. Some Japanese university students found it meaningful to interact with people from different cultures.
  • 2020年度「新型コロナ下の小学校、中学校、特別支援学校でのメディア利用に関する調査」から
    宇治橋 祐之, 渡辺 誓司
    放送研究と調査
    2021年 71 巻 6 号 48-79
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/07/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK放送文化研究所では、全国の学校現場におけるメディア環境の現状を把握するとともに、放送・ウェブ・イベントなどNHKの教育サービス利用の全体像を調べるために、1950年から定期的に、学校を単位として、あるいは教師個人を対象とする全国調査を行ってきた。 しかし、2020年度は、①新型コロナ感染拡大防止に伴う学校の臨時休業があり経年比較が困難、②学校が家庭に向けて行う、インターネットを利用した「オンライン学習」への関心が高まり、NHKでも新規サービスを行った、③「GIGAスクール構想(1人1台端末+高速ネットワーク)」の前倒しで学校のメディア環境が変わりつつある、などの状況を鑑み、新型コロナ下の小学校、中学校、特別支援学校(小学部、中学部)のメディア利用の全体状況を把握するために、学校を単位とする調査を行った。 メディア機器およびインターネット接続の環境は全体的に整備が進んでいて、すべての学校種で9割を超える学校が、「インターネット」「プロジェクター」「ラジオ受信機・CDラジカセ」「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」を、普通教室で利用できる環境にあった。ただし、授業中にインターネットで問題なく動画を視聴できる学校は、どの学校種も3~4割にとどまっていた。 一方、
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    School
    やデジタル教科書、インターネット上のコンテンツのような、メディア教材を授業で利用している学校も全学校種で9割を超えた。小学校は「
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    School
    」「指導者用デジタル教科書」、中学校は「ネットコンテンツ」「指導者用デジタル教科書」、特別支援学校は教師による「自作教材」の利用が多く、
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    を利用していた学校は小学校で95%に上った(中学校52%、特別支援学校の小学部44%、同学校の中学部43%)。 また、「学習者用デジタル教科書」の利用は、最も多い小学校でも26%だったが、今後導入が進められる中で、メディア教材の利用がどのように変化するのか注目される。 「オンライン学習」は、臨時休業の期間のみ実施した学校も一定数存在したが、調査時点でも、学校種により差はあるものの3~4割の学校が実施しており、今後の実施意向もみられた。家庭のメディア環境の差などの課題が解決され、「GIGAスクール構想」が実現することによって、日常の家庭学習支援としても「オンライン学習」の定着が進むことが考えられる。
  • 加茂川 恵司, 菊地 洋一
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2020年 34 巻 7 号 9-14
    発行日: 2020/05/16
    公開日: 2020/05/13
    研究報告書・技術報告書 フリー

    小学校理科4年で学ぶ水の温まり方単元では,熱せられた水の動きをめぐり様々に異なるアプローチや理解・議論が混在している.本研究はこれまで構築してきた注入観察実験法で得られた知見を俯瞰的に眺めることにより,水の温まり方と水の動きについて学校実験器具に準拠しつつ知見を整理することを意図した.それにより,ビーカーや試験管実験では“水は熱せられて全体的に速やかに循環する”という共通の基軸が見出された.一方熱水が循環する時の回転や滞留の動きは概念的な正誤でなく,熱源の大きさなど加熱の設定で変わる形態差であることが示された.また熱せられた水は周りの水に混じり合い速やかに冷却されることがいくつかの観察結果から見出された.多様な観察やWEB情報はこの基軸と多様性を通して統合的に捉えることができる.

  • 宮本 聖二
    デジタルアーカイブ学会誌
    2018年 2 巻 4 号 312-317
    発行日: 2018/10/01
    公開日: 2018/11/20
    ジャーナル オープンアクセス

    テレビの放送が始まって65年、各テレビ局と「放送番組センター」は大量の番組や映像素材を積み上げてきた。それらの番組や映像は、私たちの社会の移り変わりを記録してきた貴重な公共資産と言える。また、ビデオテープやフィルムからのデジタル化も進められている。そのアーカイブコンテンツの保管から、公開、利用、活用についてNHK、民放、放送番組センターがどんな取り組みを進めているのか調査した。筆者は、様々な方法で放送コンテンツの公開や利活用が積極的に進められるべきだと考えるが実際には思ったように実現していない。保存や公開の現状と、アーカイブコンテンツの公開性を確保するためにどんな課題あるのかを報告する。

  • 中川 哲, 清遠 和弘, 白鳥 亮, 貫井 真史, 堀田 龍也
    日本教育工学会研究報告集
    2023年 2023 巻 2 号 40-45
    発行日: 2023/07/21
    公開日: 2023/07/21
    研究報告書・技術報告書 フリー

    本研究では,学習指導要領コードを活用し,デジタル教科書から学習内容に関連する外部教材(動画)にリンクするシステムを開発した.開発したシステムを小学校5年の社会科の授業で使用し,アクセスログから外部教材の活用実態を調査した.さらに,開発したシステムを用いて授業を行った教師に半構造化インタビュー調査を行った.インタビュー結果から,提供された動画は情報も豊富で指導に役立つとのコメントを得られた.一方で,授業の内容から外れる動画が提示されるなどの問題点も見られた.

  • 中川 一史, 堀田 博史, 小谷 拓, 森田 裕介
    教育メディア研究
    2022年 28 巻 2 号 43-
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
  • NHK Eテレ「アクティブ10マスと!」の活用に焦点を当てて
    水谷 尚人
    日本数学教育学会誌
    2021年 103 巻 5 号 31-35
    発行日: 2021/05/01
    公開日: 2022/05/01
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,NHK Eテレの番組である「アクティブ10マスと!」を取り上げ,数学の授業において番組を活用するねらいや具体的な方法の一端を示すことで,テレビ番組を活用した数学教育の可能性を探ることである.本番組は,数学的に考えたくなる生徒の日常をミュージックビデオ風に描きながら,数学的な問題発見・解決の過程を反映した5 つのパートで構成するなど授業での活用も想定して制作されている.このような番組制作の意図を解釈し,番組を活用した授業の在り方を考えることから,数学的な見方・考え方を豊かにするとともに,数学的に考える資質・能力を育む方策を開発するための示唆を得ることができると考えられる.また,番組を活用した授業の実践を積み重ね,教育現場からのフィードバックにより,より効果的な番組制作をしていくことが今後の課題と考えられる.

  • 「新型コロナウイルス臨時休校・休園時と再開後の‚子どもと保護者のメディア行動調査」から①
    谷 正名, 宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2020年 70 巻 11 号 2-35
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
    2020年、日本を新型コロナウイルス感染症が襲った。コロナ下で大きな影響を受けたのが、突然の休校・休園で在宅を余儀なくされた子どもと保護者である。 子どもと保護者はこの期間、どのような意識・価値観のもと、どのようなメディア行動をとったのか。また学校や家庭に広がりつつあったデジタル学習教材は、コロナ下でどのように認知・受容・接触・期待され、どう評価されたのか。「コロナ下でのメディア利用の変化」と「休校・休園下でのデジタル学習教材へのニーズ」という2つの課題を迅速に把握するために、臨時休校・休園時と再開後の2回、ウェブ調査とオンラインコミュニティでの定性調査(MROC)を組み合わせた調査を実施した。 1回目の臨時休校・休園時の調査結果からは、子どもも保護者も「複合的で多様な」ストレスを受けていたことが明らかになってきた。またストレスを受けた子どもたちのメディア利用が多くなることもみえてきた。その中から、「有意義へのニーズ」という意識に着目し、今後のメディア利用の方向として、オンデマンドで自由に見られるメディアの意義を再確認した。 デジタル学習教材に関しては、コロナ下での利用が飛躍的に増えたとはいえないが、どのような点に興味・関心をもち、どのような点を不安に感じているのかがみえてきた。また保護者と子どもの意識の違い、年代による意識の違いもみえてきた。学習における「楽しさ」、「わかりやすさ」と共に「みんなで」という要素の重要性が明らかになった。 コロナ下の子どもと保護者のメディアに関わる行動を報告する。
  • 2017年度「高校教師のメディア利用と意識に関する調査」から②
    宇治橋 祐之
    放送研究と調査
    2018年 68 巻 8 号 46-72
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK放送文化研究所では,全国の学校現場におけるメディア環境の現状を把握するとともに,放送・ウェブ・イベントなどNHK教育サービス利用の全体像を調べるために,2013年度から「教師のメディア利用と意識に関する調査」を実施している。2017年度は全日制,定時制,通信制課程の高校と中等教育学校を対象として,教師個人の調査を実施した。6月号で全日制(理科,地歴科,国語科,外国語科)の結果を中心に中等教育学校後期課程(理科,地歴科)で特徴的な結果を紹介したのに続き,本稿では定時制(理科,地歴科),通信制(理科,地歴科)の結果について報告をする。調査結果から,定時制ではパソコンやプロジェクターなどのメディア環境は,全日制と同様に整っており,NHKの放送番組や市販のDVD教材などの映像を授業で利用する教師が全日制より多かった。『NHK高校講座』または
    NHK
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    School
    の,放送番組あるいはウェブサイトの動画などのコンテンツを利用した「NHK高校講座・
    NHK
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    School
    教師利用率」は定時制理科で31%,全日制社会で22%,NHK一般番組の授業利用または,NHKが実施する教育イベント等も含めたNHKの教育サービスのいずれかでも利用した教師は,定時制理科で55%,全日制社会で41%であった。通信制のスクーリング(面接授業)で利用できるメディア環境は全日制,定時制とあまり変わらないが,全体に利用は少ない。その一方で『NHK高校講座』はスクーリング(面接授業)だけでなく,レポート課題作成や授業準備等でよく利用されていた。 定時制,通信制の教師はいずれも,授業に役立ちそうな番組を録画するなど,授業外でのメディア利用も行っていた。また,今後必要なメディアとしてタブレット端末を挙げる教師が多いなど,授業に利用できるメディアを期待する教師が多いことも明らかになった。
  • 高橋 浩一郎
    放送研究と調査
    2020年 70 巻 6 号 84-87
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • Shoko Fujii, Shinya Abe, Satoshi Fujitsu, Kinji Matsumura, Hiroshi Fujisawa
    Journal of Information Processing
    2023年 31 巻 766-774
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/11/15
    ジャーナル フリー

    With a range of learning platforms available on the Internet and the increasing use of video content in education, there have been many studies on using ontologies to support education and learning. However, in many cases, the connections among content systematized in this way are confined within a subject, and there is no learning across subjects or expansion of learners' interests beyond individual subjects. We aimed to connect all educational content in a way that goes beyond school subjects and curricula. In this study, we re-examined the learning sequence of subject matter terms over the course of the learning process, redefined it as a set of basic/advanced relationships among the terms, and proposed a method of estimating the appropriate ordering of content for learning by structuring and utilizing this terminological attribute. We also prototyped a system incorporating our proposed method to help users select educational content and tested it in a proof-of-concept experiment. By comparing the textbook-based presentation of related content with our proposed cross-subject presentation, we identified each method's characteristics and confirmed the proposed method's effectiveness at expanding learners' interests.

  • ーものの温まり方を例にー
    孕石 泰孝, 青木 留理, 黒上 晴夫
    日本教育工学会研究報告集
    2022年 2022 巻 4 号 78-81
    発行日: 2022/11/28
    公開日: 2022/11/28
    研究報告書・技術報告書 フリー

    NHK
    for
    School
    の中に小学校4年生理科「ふしぎエンドレス」という番組とその活用を支援するコンテンツがある.そのコンテンツには,番組を使って児童が考えを作りだす場面を想定した教師用の手引きにあたる「やるキット」があるが,それを授業にすぐに活用できるように作成された「やるキット・プレミアム」を使って,「ものの温まり方」の単元を実施した.主に予想を立てる場面で活用したが,その時の児童の反応と教材としての「やるキット・プレミアム」の効果について報告する.

  • ~2021年度「NHK 小学校教師のメディア利用と意識に関する調査」から~
    宇治橋 祐之, 渡辺 誓司
    放送研究と調査
    2022年 72 巻 6 号 52-86
    発行日: 2022/06/01
    公開日: 2022/07/27
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NHK 放送文化研究所では,全国の学校現場におけるメディア環境の現状を把握するとともに,放送,インターネット,イベントなどNHKの教育サービス利用の全体像を調べるために,1950年から定期的に学校を単位として,あるいは教師個人を対象として全国調査を行ってきた。全国の小・中学校で「児童生徒向けの1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備するGIGAスクール構想の本格的な運用が始まった2021年度は、小学校の教師個人を対象とした。 「GIGAスクール構想」前の2018年度の結果と比べると、タブレット端末を利用できる環境にある教師が大幅に増加し(63%→96%)、インターネットを利用できる環境にある教師も増えていた(87%→98%)。 また、1人1台ずつ児童に配付されたパソコンやタブレット端末(GIGAスクール端末)を授業で児童に利用させている教師は、全体で9割を超えた。さらに「GIGAスクール端末」を児童に利用させている教師でみると、そのうち7割以上が週3~4回以上の高い頻度で利用させるとともに、ほぼ半数が家庭に持ち帰らせて学習利用をさせていた。 授業でのメディア教材の利用についてみると、NHKの学校放送番組あるいはNHKデジタル教材のいずれかを利用していた「
    NHK
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    School
    教師利用率」が、2018年度の67%から88%に大きく増加した。また、「学習者用のデジタル教科書」は、「GIGAスクール端末」とともに授業で利用させている教師が一部にみられ、少数ではあるが、家庭の学習でも児童に利用させている教師が存在した。 教師が児童の家庭学習にどのような支援を行っているのかを尋ねたところ、「市販ドリルやプリント教材の利用」と「教科書の利用」が6~7割で多かったが、児童が家庭でインターネットを利用して行う「
    NHK
    for
    School
    のウェブサイトや公式アプリの利用」や、「同時双方向型のオンラインの指導」も行われていた。また、ビデオ会議や資料共有、コミュニケーション機能などがある、授業や家庭学習のための「学習支援ツール」は、86%の教師が利用していた。 GIGAスクール構想の実現で、教室のメディア環境は大きく変わった。今後、家庭のメディア環境の差などの課題が解決されると「オンライン学習」も進み家庭学習も変化すると考えられる。「学習者用のデジタル教科書」や「学習支援ツール」の利用も含め、学校と家庭の両方を見渡した学習支援のトータルデザインを考える必要があるだろう。
  • 藤田 由美子
    カリキュラム研究
    1992年 1 巻 39-49
    発行日: 1992/06/30
    公開日: 2017/10/17
    ジャーナル フリー
    Most of the research on sex differences in teaching materials have focused on sex role stereotypes in textbooks. However, it is necessary to examine not only textbooks but also TV materials. This paper reports the results of a language analysis of
    NHK
    Television
    School
    Educational Broadcasting Programs. Particular attention was paid to usage of language which may mark sex differences and could represent a "hidden curriculum". First, 1st-grade programs for arithmetic, science and moral education televised from January to March, 1991, are analyzed using R. F. Bales' interaction process analysis framework. Second, the characters' language is analyzed. The language analysis focuses on particles and intonations at the end of the sentences. Third, as a comparison with the characters' language, language of 1st-grade pupils is analyzed in the same way. Fourth, to examine the pupils' familiarity with the character, thirty-seven lst-grade pupils who always watch the moral education program were asked several questions. Regarding interaction process analysis, it was found that the sex differences are not clear. However, there are some sex differences in the characters' language : Boys tend to speak more directly ; girls tend to speak more indirectly and more politely. These tendencies are not clear with 1st-grade pupils. Finally, the pupils tend to feel friendly toward the char-acters of the same sex, and they tend to like the ones whose activities are sex-role congruent. In conclusion, the TV programs may present one model of masculinity or femininity at least regarding language and play a role of a hidden curriculum, and that the pupils may be influenced by the programs as a result of familiarity with the characters.
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