NII-ELS公開刊行物データのJ-STAGE移行のご案内

1.はじめに

国立情報学研究所電子図書館事業(NII-ELS)の事業終了に伴い、J-STAGE公開中および記事登載を開始したカレント誌について、 発行機関様のご要望に応じて、NII-ELSで公開している当該誌およびその前身誌の記事データをJ-STAGEに移行いたします。 つきましては、NII-ELSの記事データ移行に係る申込方法、関連作業についてご説明いたします。

※ カレント誌: 最新記事・論文等を逐次発表している刊行物


2.概要

2.1.データ移行の概要と役割分担要

  NII-ELSの記事データをJ-STAGEへ移行するためには、JST、NII、発行機関様の三者の協力が必要不可欠です。
  JST、NII、発行機関様の個々の役割は以下の通りです。

・ 国立情報学研究所(NII)はNII-ELSデータの抽出、JSTはELSデータのJ-STAGEへの取り込みを行います。
  (データ項目の対応等は、NIIとJSTが共同実施)
・ 異なるデータベース間の移動のため、公開前の発行機関様による確認・修正は必須となります。
・ 記事の公開については、発行機関様に責任を持って実施していただきます。


2.2.移行データの内訳と留意事項

2.2.1.移行データの内訳項
NII-ELSに登載されている書誌データおよびPDFファイルがJ-STAGEに移行されます。

1) 書誌データ
・ 主要な書誌項目は全て移行対象です。
  (資料名、標題、著者名、所属機関名、抄録、キーワード、巻号、ページ発行日)
・ 引用情報は、「引用文献索引データベース(CJP)」より移行します。
  (CiNiiの引用情報と同等)
・ NII-ELSとJ-STAGEでデータ定義の異なる(使用可能文字等)項目について、
  データ加工を行った上で取り込みます。

2) PDFファイル
・ PDFファイルをそのまま移行します。検索用テキストも含まれます。
  ※PDFファイルが存在しない記事は移行対象外となります。

2.2.2.留意事項
・ 移行は刊行物単位で実施されます。
  (移行に際して巻・号および記事の指定はできません)
・ 既にJ-STAGEに登載されている巻号の記事は、移行対象外となります。
・ 移行が実施できない記事が存在する可能性があります。
・ 移行の対象は記事のみとなります。認証や課金設定は対象外です。
  (J-STAGEの方針として、アクセス制限をご希望の刊行物は、認証・エンバーゴともに期間を設定していただきます。
  JSTでは12ヶ月以内を推奨致しております)
・ J-STAGEへのデータ取り込みは1誌につき1回のみです。分割実施は行いません。


3.申込受付期間

受付開始日: 平成28年2月29日
受付締切日: 平成28年6月30日(受付を締め切りました)


4.移行申込が可能な刊行物

J-STAGEで公開しているカレント誌 J-STAGE登載誌として採択された公開予定のカレント誌

※ J-STAGEでカレント誌を公開していない場合は、まずカレント誌についてJ-STAGEサービス利用申込書を
  提出の上、J-STAGE登載誌として採択を受けて下さい。J-STAGEサービス利用の申込方法等は こちら


5.移行対象の記事データ

【4】の条件を満たし、かつNII-ELSで公開しているカレント誌の記事データ

・NIIがNII-ELSで公開するために平成28年3月31日までに受け
 付けたカレント(最新号)の全記事データが移行対象です。
【4】の条件を満たし、かつNII-ELSで公開しているカレント誌に紐付いた前身誌の記事データ

6.移行対象に含まれない記事

NII-ELSにない記事

・カレント誌のバックナンバー等で、
 NII-ELSで公開されていない記事は、
 発行機関様がご自身でJ-STAGEに
 登載・公開できます
カレント誌に紐付いていない前身誌等刊行物の記事 PDFファイルが存在しない記事
既にJ-STAGEに登載されている巻号の記事 NII-ELSで公開している個々のカレント誌・前身誌から、一部の記事データのみの移行

・J-STAGEに移行した記事から、不要な記事を発行機関様が
 ご自身で削除 して公開することは可能です

7.移行スケジュール

ここでは申込から移行記事のJ-STAGE公開までの流れと、その中で発行機関様に行っていただく作業についてご説明します。

7.1.カレント誌の記事データの移行

 ※ カレント誌の記事データは、カレント誌公開後、平成28年6月末より順次、移行作業を行う予定です。

 移行の流れと発行機関様の作業
STEP 1
発行機関様の作業
STEP 2
発行機関様の作業
発行機関様からJSTへ移行申込書を、NIIへ移行申請書を提出して下さい

・JSTへの移行申込はカレント誌と前身誌の両方を合わせて一度に
 お申し込みいただけます
発行機関様には、カレント誌の初回公開を行っていただきます
(現在公開中の刊行物を除く)
2016.10.24
平成28年12月より、一部の公開前の資料に対して移行を実施させていただきます。詳細はこちら)
STEP 3
NII・JSTの移行作業
3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-6


NII-ELSで平成28年3月までカレント受付分の雑誌の電子化作業を実施します(雑誌受領から4~6ヶ月程度)
NII-ELSより、移行用データを出力します

NIIより移行用データと出力結果リストを発行機関様へ提供します
STEP 1、2、3-2をクリアしている資料より、移行作業の実施時期を調整します
2016.10.24
平成28年12月より、STEP2をクリアしていない一部の公開前の資料に対して移行を実施させていただきます。詳細はこちら)
移行作業を開始する約一ヶ月前には、JSTから発行機関様へメールで連絡を行います

発行機関様は当メールを受け取りましたら、JSTへ受信確認メールの送付をお願いします
移行用データにデータ作成及び加工を行ったうえで、カレント誌のサイトへの移行作業を実施します
移行作業後は発行機関様が確認・編集が可能な公開前の状態です
移行する書誌データ項目、移行時のデータ作成・加工の詳細は「NII-ELSデータ移行仕様詳細および注意事項」を参照してください
詳細 はこちら)
JSTから発行機関様へ移行実施報告メールを送信します

メールには
「移行処理結果リスト」
を添付します
STEP 4
発行機関様の作業
STEP 5

STEP 6
発行機関様の作業

全ての移行した記事について公開、または公開不要と判断した記事はJ-STAGEから削除を行っていただきます 発行機関様からJSTへ、作業が完了したことを連絡するための「記事公開完了メール」をJSTへ送信をお願いいたします
発行機関様には、JSTよりの移行完了通知を受けた後、カレント誌のサイトに移行した記事について、確認・修正・公開日設定を行っていただきます
STEP4の詳細は「NII-ELS移行データのJ-STAGE公開手順」を参照してください
詳細 はこちら)

2017.05.02
NII-ELSからデータ移行した記事で初回公開いただいても問題ございません。できるだけ早い時期に初回公開を行ってください。
初めてJ-STAGEで記事を公開する場合、J-STAGEセンターで承認しないと公開されません。詳細は「 NII-ELSデータ移行 公開前資料への移行実施について 」の「2.注意事項」をご参照ください。
発行機関様ご指定の公開日より、移行記事がJ-STAGEで公開されます

7.2.前身誌の記事データの移行

※ 前身誌の記事データの移行につきましては平成29年度より作業を開始する予定です。

 移行の流れと発行機関様の作業
平成28年度の作業
STEP 1
発行機関様の作業
STEP 2
発行機関様の作業
発行機関様からJSTへ移行申込書を、NIIへ移行申請書を提出して下さい

・JSTへの移行申込はカレント誌と前身誌の両方を合わせて一度
 にお申し込みいただけます
2017.05.02
カレント誌の初回公開前に前身誌の初回公開をいただいても問題ございません。できるだけ早い時期に初回公開を行ってください。
初めてJ-STAGEで記事を公開する場合、J-STAGEセンターで承認しないと公開されません。詳細は「 NII-ELSデータ移行 公開前資料への移行実施について 」の「2.注意事項」をご参照ください。
平成29年度以降(予定)の作業
STEP 3
発行機関様の作業
STEP 4
STEP 5
STEP 6
STEP 7
発行機関様には、前身誌のサイト構築に必要な情報を収集するために、ヒアリングシートを作成、ご提出いただきます JSTは、ヒアリングシートをもとに、J-STAGE上に前身誌を登載するためのサイトを構築します JSTは、NIIから入手した記事データについて、前身誌のサイトへの移行作業を実施します 発行機関様は、JSTよりの移行完了通知を受けた後、前身誌のサイトに移行した記事について、確認・修正・公開日設定を行っていただきます 発行機関様ご指定の公開日より、移行記事がJ-STAGEで公開されます

8.ご質問・お問い合わせ先FAQ

よくあるご質問は FAQ をご覧ください。

お問い合せはeメールにて受け付けます:


NII-ELSデータ移行仕様詳細および注意事項
NII-ELSデータ移行 公開前資料への移行実施について
NII-ELS移行データのJ-STAGE公開手順
NII-ELS移行記事の公開促進に向けた取組の実施について

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