山口大学第1内科
1997 年 39 巻 1 号 p. 62-67
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60歳,男性.胃体中部大彎のOI型早期胃癌においてIn situ hybridization法を用いて,Epstein-Barrvirus(EBV)を検出した.EBV関連胃癌は,一般に著明なリンパ球浸潤を伴う中分化型から低分化の腺癌が多いが,本例は,粘膜下層では典型的な組織像を呈していたのに対して,腫瘍表層部に高分化型腺癌の部分を有しており,EBV関連胃癌の初期像を考える上で興味深い症例であった.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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