鳥取大学機能病態内科学
2005 年 47 巻 3 号 p. 332-335
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症例は,68歳,女性で,吐下血にて緊急入院した.上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行部の憩室内に噴出性出血を認め,クリップ法にて止血し得た.入院第2病日より発熱,腹痛認め,腹部CTにてクリップ止血術に伴う限局性腹膜炎と診断した.絶飲食,抗生剤投与により症状は順調に改善した.十二指腸憩室出血に対するクリップ止血後の限局性腹膜炎は極めて稀であり,文献的考察を加え報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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