食品衛生学雑誌
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調査・資料
市販鯨肉製品における重金属及び有機塩素系化合物の汚染実態調査
原口 浩一遠藤 哲也阪田 正勝増田 義人Mark SIMMONDS
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2000 年 41 巻 4 号 p. 287-296

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抄録

1999年, 全国6都市で販売されていた鯨肉製品61点について, 重金属 (水銀, カドミウム, 鉛) 及び有機塩素系化合物 (PCBs, DDTs, HCHs, HCB, dieldrin) の汚染実態調査を行った. ハクジラの赤身肉では水銀汚染が, ハクジラ及び北太平洋産ミンククジラの脂身にはPCB及び有機塩素系農薬の汚染が顕著にみられた. 鯨肉の多食によってこれらの汚染物質の摂取許容量を超えることも考えられるので, 食品としての安全性を再検討する必要がある.

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© 2000 公益社団法人 日本食品衛生学会
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