美術教育学:美術科教育学会誌
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保育内容・領域「表現」における「手触り」に関する研究動向と課題
-幼児造形教育への展開を中心にして-
横田 咲樹髙橋 慧岡山 万里
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2023 年 44 巻 p. 299-310

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抄録
本論は,幼児造形教育における用語「手触り」に焦点を当て,研究動向の概観と用語の吟味を行うものである。具体的な研究手順としては,第1 に,用語「手触り」が指し示す意味内容を,関連研究から抽出して考察する。第2 に,見出された意味内容を視点として,「手触り」の研究と幼児造形教育の今後求められる方向性について論考する。その結果,用語「手触り」を捕捉する視点として,「感触」「素材特性の一部」「認知の基礎」が導出された。この3点は,子どもの学びを読み取り,保育を構想する際の視点となると共に,研究成果を累積するための考察項目になると考えられる。議論を発展させるとすれば,「感触の抵抗感の軽減」「保育教材となる素材の分類や体系化」「材質感の学び」について考察ができる。
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© 2023 美術科教育学会
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