抄録
本論は,主体的な学びの実現を目指す視点に立って,美術科における指導方法を検討・展開するための考え方の構築を目指す継続研究である。まずは仮説的に方法論を次のようなものとして提示した。①生徒の学びと教師の指導をパラレルな関係にあるものとする。②生徒の主体的な学びの構造を捉え,これを図式的に「?→!」と表す。そして,題材の内容に応じてこれを具体化しつつ,③学びの構造に対応するように指導方法を検討する。これに基づき,具体的な授業を計画・実践し,この方法論が授業構成や指導方法の検討に資するものであることを提示した。