美術教育学:美術科教育学会誌
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文化的実践に基づいた子どもの絵の新しい価値に関する一考察
-子どもの絵ホームステイプロジェクトのインタビュー調査を通して-
松浦 藍
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2026 年 47 巻 p. 229-243

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抄録
本研究の目的は,児童生徒の作品,中でも,子どもの絵について大人がどのように感じ,価値を見出すのかを明らかにすることである。そのために,佐伯胖の「文化的実践」を基底概念とした「子どもの絵ホームステイ」プロジェクトを実施した。調査は①創造的態度尺度を用いたアンケート調査と②HS前後のインタビュー調査を実施した。その結果,HS前は子どもの絵の造形的特徴に着目していたが,HS後作品を介して自身の精神状態や視点の変容を省察するようになる事例が確認できた。尚且つ,創造性態度尺度の傾向とインタビューでの発話に相関性を確認できた。このことから,尺度による創造的態度の見取りが大人に対してもできること,子どもの絵が大人の価値の変容を促す可能性や,新しい視点で行為を見つめることができる可能性が示唆された。
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