日本食品科学工学会大会講演要旨集
Online ISSN : 2759-3843
第72回 (2025)
セッションID: 3Gp13
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[3Gp01-13] 食品分析、フレーバー物質、色素
(E)-1-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)dec-5-en-3-oneおよびその類縁体の生姜超臨界CO2抽出物中からの同定および香味評価
*徳良 雄貴佐藤 帆中西 啓
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キーワード: 生姜, HPLC, 香味評価
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抄録

【目的】前回大会で,生姜超臨界CO2抽出物加工品から新規辛味成分として(E)-1-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)dec-5-en-3-one(HMDO)を発見したことを報告した.HMDOは[6]-shogaolと同様に[6]-gingerolに由来する成分と推測されるため,加工品の原料の生姜超臨界CO2抽出物中にも存在すると考えられた.また,HMDOの類縁体である(E)-1-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)dodec-5-en-3-one(HMDDO),(E)-1-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)tetradec-5-en-3-one(HMTDO)も生姜超臨界CO2抽出物中に存在することが想定されたため,今回HMDO,HMDDO,HMTDOの生姜超臨界CO2抽出物からの同定および香味評価を目的に研究を行った.

【方法】分取精製:生姜超臨界CO2抽出物からHPLCにより単離精製を行った.同定方法:GC分析を行い,合成標品との比較により同定した.香味評価:Descriptive Analysis(DA法)にて評価した.

【結果】生姜超臨界CO2抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて処理した後,逆相条件にてHPLC分取を2回行うことで,HMDO画分,HMDDO画分,HMTDO画分を取得した.これらの画分をGC分析に供したところ,それぞれHMDO,HMDDO,HMTDO合成標品と同じ保持時間にピークが検出され,そのマススペクトルも一致した.以上のことから、HMDO,HMDDO,HMTDOは生姜超臨界CO2抽出物中に存在する成分であることが明らかになった.今回新たに発見したHMDDO,HMTDOの香味評価を実施した結果,HMDOと同じく辛味を有していたが,辛味の強さには大きな違いがあることが分かった.

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