日本接着学会誌
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研究論文
ユリアーホルムアルデヒド樹脂接着剤の合成条件が合板の初期ホルムアルデヒド放散に及ぼす影響
瓦田 研介飯田 孝彦島田 勝廣近江 正陽冨永 洋司
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2000 年 36 巻 7 号 p. 265-271

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抄録
ホルムアルデヒドとユリアのモル比(F/U比)が異なるユリア(UF)樹脂接着剤を用いた合板の一定温湿度下でのホルムアルデヒド放散量を製造直後から長時間に渡り測定した。ホルムアルデヒド放散量は,合板製造直後から500時間までのあいだに急激に減少し,そのホルムアルデヒド放散速度係数を求めたところ,樹脂液の遊離ホルムアルデヒド量や'3C-NMRから得られたメチロ.-ル基及びジメチレンエーテル結合の相対強度値などと高い相関が認められた。さらに製造後500時間までの合板の温度変化によるホルムアルデヒド放散を一次反応と仮定し反応定数んを求め’んと温度の関係から算出した見かけの活性化エネルギーはF/U=2.0,1.8でそれぞれ19.0,16.3kJ/molと低い値を示した。つまり,製造直後から500時間までのホルムアルデヒド放散は,硬化した樹脂の加水分解が原因で発生するホルムアルデヒド量は小さく.UF樹脂液に含まれる遊離ホルムアルデヒドや硬化過程で生成したホルムアルデヒドが主要因であることが明らかになった。
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© 2000 一般社団法人 日本接着学会
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