日本接着学会誌
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技術論文
ポリオレフィン-ポリアクリレート系ジブロックポリマーで改質したシリカ充填複合材料の力学的性質
永田 員也日笠 茂樹弘瀬 真代廣田 成克飛田 圭之中村 吉伸飯田 健郎
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2002 年 38 巻 4 号 p. 124-130

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抄録
ラジカル重合により合成したポリオレフィンユニットとアクリル酸エチルーアクリル酸共重合体ユニットからなるA-B型ジブロックポリマーを改質剤として用い,シリカ粒子充填ポリオレフィンの力学特性改善について検討した。シリカ粒子はアミノ基を有するシランカップリング剤で表面処理を行った。粒子表面に導入されたアミノ基は,ジブロックポリマー中のカルボキシル基と界面で反応すると考えられる。ミキシングロールを用いた溶融混練でコンパウンドを作製し,引張試験で力学特性を評価した。その結果,ジブロックポリマーは降伏強度や破壊強度の改善効果があった。しかしながら,混練時の添加順序に大きく依存し,先にシリカ粒子を分散させた後にジブロックポリマーを添加する方法では効果が高かった。逆に,先にジブロックポリマーを添加した場合は,まったく効果がなかった。先に添加すると,ジブロックポリマーがマトリックス中で自己集合体を形成し,後で加えたシリカ粒子の界面への移行,偏在が起こりにくくなるためであると推定された。
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© 2002 一般社団法人 日本接着学会
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