抄録
ポリプロピレン(PP)とスギ(Cノyptomeriαjaponic.aD.Don)のこ屑混練複合材料の密度と引張及び曲げ強さに及ぼす,木粉の粒度及び混合割合の影響について検討した。混練複合材料の充填材としてスギのこ屑を木粉粒度P150(100メッシュパス)から850(16メッシュパス.18メッシュオンュの6段階に選別して無処理のまま用いた。最も粗い粒度850の木粉までスギのこ屑が混練複合材料の充填材として利用できることが明らかになった。この場合,木粉粒度が大きくなるにつれて混練複合材料の密度は低くなり,それにともなって引張及び曲げ強さは低下した。粒度150(50メッシュパス,100メッシュオン)ののこ屑をPPに対して20~60%の間で変化させて混練したところ,混合割合60%まで充填材として混練可能であった砦この場合,木粉の混合割合が増加するにつれて密度は増加した。引張及び曲げ強さは,木粉20%の混練によって無添加のPPの値より低くなり,混合割合が増加するにつれてわずかに低下した。しかし:混合割合20%の場合と60%の場合の値には有意な差は認められなかった。