抄録
N-イソプロピルアクリルアミド(NIPAAm)と4-ビニルピリジン(4VP)を共重合し,続いて,CH3I,C4H9l,C8H17Iを用いてメチル,ブチル,オクチル基を有するNIPAAm-ピリジニウムポリマーを作製した。反応条件により,様々な割合で四級化を行う事が出来た。得られたポリマーは感温性を示したが,4級化率が高くなると親水性が高くなり,常温での感温性を示さなくなった。NIPAAm-ピリジニウムポリマーと大腸菌の相互作用を検討した結果,高い凝集能,抗菌能を示した。これらは主にピリジニウム基の影響であり,ポリマーの菌体への吸着力が強いと考えられ,また,菌体凝集においてはポリNIPAAmの凝集性が影響し,高い値を示したと考えられる。