日本接着学会誌
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研究論文
プローブタック試験によるタックの接触時間依存'性と温度依存性から評価したアクリル系ブロックコポリマーの接着特性
中村 吉伸今村 圭吾伊東 慶子茄子 由香利大田 和栄藤井 秀司佐々木 眞利子浦濱 圭彬
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2010 年 46 巻 12 号 p. 466-472

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抄録
接着強さは被着体との界面の密着性と接着剤自身の凝集力の2つの因子に依存する。アクリル系ブロックコポリマーの接着特性をプローブタック試験で評価した結果から,界面の密着性と凝集力の相対的な寄与の割合について考察した。ポリメタクリル酸メチル-block-ポリアクリル酸ブチル-block-ポリメタクリル酸メチルトリブロックコポリマー単独(A),これにポリメタクリル酸メチル-block-ポリアクリル酸ブチルジブロックコポリマーを加えた系(B),およびポリアクリル酸プチルオリゴマーを加えた系(C)を試料とした。タックの接触時間依存性では,タックはB≒C>Aで接触時間とともにゆるやかに上昇した。タックの温度依存性では,室温以上にタックのピークが出現し,ピーク温度はA>B>Cの順に高かった。引張試験,動的粘弾性による凝集力を反映する強度や弾性率はA>B≒C,1Hパルス核磁気共鳴法によるポリアクリル酸ブチルセグメン|、の分子運動性は,C>B>Aであった。以上の結果から,検討した系では接着強さに対する相対的な界面の密着性の寄与がC>B>Aの順に大きいと推定した。
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© 2010 一般社団法人 日本接着学会
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