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デザイン学研究作品集
Vol. 21 (2015) No. 1 p. 1_26-1_31

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http://doi.org/10.11247/adrjssd.21.1_1_26


奥入瀬自然観光資源研究会は、青森県奥入瀬渓流のコケを観光資源化するべく活動している団体である。本研究では、同団体のNPO法人化に伴う組織デザインから法人のビジュアルアイデンティデザインまで展開したプロセスについて概説する。
全体のデザインプロセスは、組織デザインにおいてワークショップを戦略的に活用し、①導入②知る活動③創る活動④まとめの4段階で組織化を行った。①導入と②知る活動では、メンバー間のビジョン統合作業を行い、③創る活動と④まとめでメンバー個々人の専門性を活かした枠組み─事業コンセプトを整理した。組織のビジュアルアイデンティティは、この事業コンセプトからデザインキーワードを抽出し、ロゴのデザイン展開を行った。
ワークショップではメンバー自身が合意形成のプロセスを組み立てるようファシリテートした。これにより、組織の連帯性だけでなく自律性を形成することができた。また、メンバーとの事業コンセプトづくりによってビジュアルアイデンティティのコンセプトに関しても相互理解が深まり、ロゴデザインのコンセンサスまで円滑に進めることができた。

Copyright © 2016 著作者

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