障害科学研究
Online ISSN : 2432-0714
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大学生におけるPASS理論に基づく認知特性評価の試み
—CAS2:Rating ScaleによるPASS尺度とASD特性, ADHD特性との関連—
青木 真純中島 範子岡崎 慎治
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2021 年 45 巻 1 号 p. 65-76

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抄録

本研究では、日本の大学生を対象にCAS2:Rating Scaleを試行的に実施し、日本人大学生の基礎的なデータの収集とPASS尺度の信頼性の確認を行うこと、ならびにASD特性、ADHD特性との関連について明らかとすることを目的とした。本研究では、大学生148名に対してCAS2:Rating Scale、AQ-J-10、ASRSパートAについて自記式での回答を求めた。その結果、CAS2:Rating ScaleにおけるPASS尺度の内的整合性が確認され、4つのPASSプロセスを評価できることが確認された。ASD特性との関連について、AQ-J-10の得点高群では、特徴的なPASSプロセスは見られなかったものの、ADHD特性との関連については、ASRSパートAの得点高群においてCAS2:Rating Scaleの「注意」尺度の得点が低いことが示され、注意機能との関連が示唆された。

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