アジア民族造形学会誌
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韓国の民家を描いて
~農村文化から学ぶべきもの~
中村 石浄
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キーワード: 農村風景, 民家, 農村文化, 韓国
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2022 年 18 巻 01 号 p. 66-69

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抄録
<研究ノート> 長野県は日本列島のほぼ中央に位置し、私の住む松本市はその中心にある城下町である。海のない山国である。従って、いくつもの盆地に集落が生まれ、そこには、それぞれの農村風景があった。しかし、この50年で特色ある村も民家も現代風に変貌してしまった。 今から10年ほど前韓国を旅してみて、ソウル等の都市は日本同様に近代的建物になっているが郊外から田舎の方へ行くとまだ昔ながらの民家をみることができる。更に、民俗村に行けば見事に在りし日の農村文化を知ることができる。韓国の伝統的な文化を守る姿勢には学ぶものがある。日本では、この点で考えなければならないこれからの課題である。今回韓国に残る民家のスケッチを通して農村文化の在り方や、その良さに気付くことができた。
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2022 アジア民族造形学会
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