抄録
低出力状態から5%未満の出力状態に変化させたときの中性子検出器出力時系列データを用いてMTCを評価する手法を検討した。減速材平均温度方程式、燃料棒平均温度方程式、および反応度フィードバック方程式をラプラス変換をして整理すると、反応度ρ、外部反応度入力ρex、中性子検出器出力D、および冷却材平均温度Tcの周波数応答とMTCに関する方程式が導出される。実機を模擬した動特性モデルコードから出力されたD、Tc、およびディジタル反応度計にDを入力して出力されたρの時間応答をフーリエ変換して求めたそれぞれの周波数応答を導出した式に代入し、低周波領域において式が成立するように最小二乗法によってMTCを決定した。その結果、許容できる誤差範囲内でMTCを正確に評価できた。