日本建築学会論文報告集
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付着すべりを考慮した鉄筋コンクリート骨組の解析法 : 鉄筋・付着とも弾性の場合
市之瀬 敏勝
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1983 年 327 巻 p. 61-71

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抄録
付着すべりを考慮した鉄筋コンクリート骨組の解析法として, 「鉄筋連続法」を提案し, 鉄筋・付着とも弾性の場合について式の展開を行った。解析仮定は, ・断面モーメント・軸力と部材内力とのつりあいは, 部材両端でのみ考慮する, ・部材内のコンクリートのひずみ度は材軸方向に直線的に変化し, 鉄筋の抜け出しは部材端に集中する, などとした。部材変形の自由度は, ・部材両端の回転・軸方向変形・部材両端の接合部からの, 上下主筋の抜け出し量という, 合計8個とした。付着剛性をパラメータとした逆対称曲げ部材の解析を行い, 既応の実験結果と比較して解析法の適用性を調べた。
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© 1983 一般社団法人日本建築学会
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