抄録
チェコにおける社会構造の変化は、一連の空間的変容を引き起こした。過去10年の間にプラハのような大都市の人口が減少する一方、それらの周辺地域の行政体の人口が郊外化の進展により増大した。1991年までは大都市の人口が増加し、その周辺では減少するという全く異なる傾向を示していた。こうした逆転の要因として、私有財産に対する意識の変化、都市内部における地価の上昇が挙げられる。生活水準や労働市場など様々な指標を取り上げることで、人口構造や経済構造における変化を明らかにすることができる。社会の変容プロセスは、地域的差異をもたらす決定要素といえる。