抄録
報告は「環境問題への地理学的アプローチ」というテーマのシンポジウムにおける報告である。発表者はこれまで環境運動を研究対象としてきたので、本報告においても環境運動に焦点を絞った。シンポジウムでは地理学研究が環境問題解決の社会的実践にいかに関わりうるのかが検討課題のひとつであり、これを発表者の関心に引き寄せて理解すれば、環境運動の地理学的研究がどのような社会的な意義を持ちうるのかを検討することになる。報告では、自らの経験を反省する中から、環境運動を地理学的に研究する意義や地理学的アプローチの利点、ならびに問題·課題について意見を述べ、シンポジウムにおける話題提供とした。