日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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近代都市計画における運河事業の展開
岡島 建
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キーワード: 運河, 都市計画, 都市内水運
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p. 43

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抄録
都市内水運が発達する大正期から昭和初期は、主要都市において都市計画法の適用を受けた都市計画事業が進められた時期でもあった。この近代後期の都市計画の中に運河計画が位置づけられた都市として、東京·大阪·名古屋·横浜·川崎·尼崎·新潟·富山などが挙げられる。それらは都市の周縁、近郊地帯の工業地域開発を目的とする場合が大部分である。特に大阪では大規模な運河網計画が立てられ、名古屋·尼崎·富山·川崎でも運河地帯の建設が目指された。運河建設が実現し実際に利用されたのは、大阪·名古屋·富山など数少ないが、運河計画が具体化したということは、当時の政府·地域社会が積極的に意志決定をしたと評価されるものと考えられる。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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