抄録
1990-1995年の雲仙普賢岳の火山活動による火砕流堆積物を刻むガリの渓床を対象とし、DEMで地形変化の特徴を把握しようとした。火山活動終息後の1995-1999年の各年に撮影された1/8,000空中写真を標定し、解析図化機でオペレータが1点づつ標高値を読定して2mグリッドDEMを作成した。その絶対精度は0.3mだった。そして、隣接2ヶ年のDEM差分データから地形変化を把握した。その結果1997年以前は年間標高変化が−10∼−4mの著しい減少がみられたものの、それ以降は年間標高変化が−0.5∼0.5mの無変化の傾向が一層強まっていることが分かった。