抄録
時期の異なるDEMから差分を求めることにより, その間の地形変化量を直接求めることが可能になる. しかし, DEMには様々な誤差が含まれているため, DEMの座標系をあわせただけで単純に差分を求めただけではこれらの誤差がそのまま差分に伝搬してしまう可能性がある. DEMが写真測量によって作成されると仮定すると, DEMにはGCPのずれに起因する誤差が含まれると考えられる. このような誤差が含まれているために, 単純なDEMの差分では斜面方位に対応するような傾向が現われてしまう. これを解決するために, 本研究ではRMSEを最小化する窓領域を検索し, 誤差の影響を軽減するDEMの差分計算法について提案した.