日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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胆沢扇状地における農業の存続形態
田林 明藤永 豪中村 昭史
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p. 92

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抄録
この報告は, わが国の農業がどのように維持されているのか, 場所によってどのような維持形態があるのか, 将来的にはどのように存続していくと予想されるのかを, 岩手県胆沢扇状地を事例に検討する。農業集落カードのデータを用いて, 胆沢扇状地の214の農業集落を類型化し, 農業的志向の強い農業維持型集落と農業的志向が弱い農業後退型集落, そしてその中間的な性格の農業停滞型集落の3つに分けた。農業維持型集落(胆沢町屋白地区)では, 集落営農組合が組織され, これが今後の農業を継続し, 農村を維持する核になるものと予想された。農業停滞型集落(同町香取地区)ではいずれは農作業を特定の専業的農家に委託するようになると考えられた。農業後退集落(同町箸塚地区)では, 近い将来, 他の集落の企業的な農家や法人によって農業が支えられるようになると推察される。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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