共催: 日本地理学会・東北地理学会
はじめに、領域気候モデルRAMSとWRFを用いて、2006年現在の都市気候の再現計算を行った。アメダスデータとの比較検証の結果、RAMS、WRFともに都市の気候を良好に再現できることがわかった。次に、全球気候モデルによって計算された地球温暖化予測結果を境界条件に用いて、2070年頃の都市気候予測計算を行った。関東平野全域平均で8月の月平均気温が約3度上昇するが、関東平野の内陸部と海岸部で上昇量に違いが見られた。この違いは太平洋高気圧の張り出しの変化に起因すると思われる。