日本地理学会発表要旨集
2008年度日本地理学会秋季学術大会・2008年度東北地理学会秋季学術大会
セッションID: P720
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2008年岩手・宮城内陸地震の地表地震断層調査(2)
*今泉 俊文石山 達也大槻 憲四郎中村 教博越谷 信堤 浩之杉戸 信彦廣内 大助丸島 直史三輪 敦志
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抄録

【はじめに】  2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震(Mj 7.2)の震源域である岩手県一関市および宮城県栗原市において,地表地震断層の有無を確かめるために,地震発生直後から何日かに分けて地表調査を実施した.その結果,地変は,震源付近で大きなすべりが求められた領域に対応するように,真打川左岸にあたる一関市餅転(もちころばし)付近から,磐井川両岸の同市本寺付近を通過し,同市落合南方付近までの南北約10 kmの区間,大局的にみて餅転-細倉構造線(片山・梅沢,1958)に沿って出現したとみられる(図1,2).

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