日本地理学会発表要旨集
2011年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 302
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観光の嗜好性に関するコンジョイント分析
日本人学生と外国人留学生の比較
*池口 功晃
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抄録
日本の高等教育機関における外国人留学生数は2009年に10万人を突破し、2025年をめどにその目標を100万人とする方針が検討されている。師耀軒ほか(2009)は?@留学生の日本在留中あるいは帰国後の情報発信力、?A国内観光市場における顧客層としての留学生数、の国内観光地へ及ぼす影響が今後大きくなることに着目し、留学生の日本国内における観光動向をアンケート調査に基づき分析している。これにより一定の知見は得られたが、著者自身も認めるように、分析内容が単純集計に留まるなど不十分な点もある。本報告ではこの研究における上記?@、?Aの意義を踏まえ、観光に関する日本人学生と外国人留学生の嗜好の違いを定量的に明らかにするために、一定の仮定を設けた双方へのアンケート調査にコンジョイント分析を行う。
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© 2011 公益社団法人 日本地理学会
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