抄録
平成21年度に採択された名古屋大学グローバルCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」では,「臨床医学」が診断と治療の連携行為であることにならい,環境問題が起きている現場で,診断型分野と治療型分野の双方の研究者が協力して問題の解決と予防を図る「臨床環境学」を構築することをひとつの目標として掲げている.研究対象地域は,開発途上段階である東南アジア地域のラオス,高度経済成長中の中国,そして経済的成熟段階にある地元の伊勢湾流域圏である.本発表では,多分野連携で実施される「臨床環境学」において,主にラオスでのフィールドワークの実施に際して,どのような支援体制を築いてきたのか説明し,現時点で得られた成果と課題について議論する.