日本地理学会発表要旨集
2012年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 617
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発表要旨
海風の侵入方向によって変動する気温と海岸距離の関係性 
-岡山平野を対象とした気温観測-
*重田 祥範大橋 唯太塚本 修
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キーワード: 海風, 気温, 海岸距離, 岡山平野
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抄録
 本研究では年間を通して晴天日が多く, 2種類の海風がよく卓越する岡山平野を対象に平野スケールでの長期的な気温の観測をおこなった.そのうえで,気温と海岸距離の関係s性は海風の侵入方向の違いによって変動するのか明らかにすることを目的とした. 観測の結果,南西系海風日の日最高気温と海岸距離の決定係数はR^2=0.04となっており,ほとんど関係が認められなかった.一方,南東系海風日では日最高気温と海岸距離のあいだに明瞭な関係が認められた(R^2=0.78).ただし,海岸からの距離がほぼ同様であっても気温差が生じている地点(回帰線から離れている地点)が存在することが明らかとなった.これは,気温観測地点周辺の土地利用形態(住宅街や水田など)によって生じたものと推測される.そのため,今後は土地被覆データなどを考慮して解析していく予定である.
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© 2012 公益社団法人 日本地理学会
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