住宅・土地統計調査から得られる都市ウォーカビリティ指標についての一考察

抄録

ウォーカビリティ（walkability）は、「都市の歩きやすさ」を表す概念であり、深刻な肥満問題を抱える欧米諸国を中心に、その健康効果について多くの研究が行われている。日本においても、国民の健康維持・向上は超高齢社会に向けた緊急の課題であり、日常生活の中からの健康づくりという点でウォーカビリティの貢献が期待される。本研究では、住宅・土地統計調査から都市ウォーカビリティ指標を抽出し、その構造や関連性について考察する。