日本地理学会発表要旨集
2013年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 611
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発表要旨
福島市街地におけるヒートアイランド現象の変化
*安齋 美帆濱田 浩美
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抄録
福島市は盆地気候であり、四季の寒暖の差が激しく、夏は暑く冬は寒い。夏から残暑期にかけてはその日の日本最高気温を記録することも珍しくない。そして、同じ福島盆地の平野部の中でも、福島市街地にある福島地方気象台と福島市郊外にある伊達市内の梁川観測所のデータを比較すると、伊達市の方がさらに寒暖差が大きい日が多い。冬季は隣接する米沢市と比べると暖かく、福島市街域でヒートアイランド現象が発生していることを伺わせる。福島市街地におけるヒートアイランド現象については、渡辺・佐藤(1983)による1981~1982年の調査から市街地域と郊外地域で平均1℃前後の気温差が起こっていることが明らかにされている。本研究では、現在においての福島市街地でのヒートアイランド発生状況とその特性について調査することを目的とする。
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© 2013 公益社団法人 日本地理学会
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