抄録
本報告は人文地理学分野を中心に、日本とアメリカの地理学界の接点について検討する。アメリカの地理学における学術査読誌では中国語とスペイン語の論文要旨が掲載されているが、日本の地理学のプレゼンスは総じて弱い。他方で、日本ではアメリカを研究する地理学者が少ないばかりでなく、アメリカの地理学者と広い交友がある日本の地理学者も限られている。本報告では両国の地理学がより多く接点をもつ上で、英語による研究成果の発表はもちろんのこと、積極的な人的交流を通じて、世界各地で人的ネットワークを拡大していくことの必要性を指摘する。