日本地理学会発表要旨集
2019年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 102
会議情報

発表要旨
諏訪湖・十三湖の結氷解氷記録と冬春季の気候変動(その2)
*三上 岳彦長谷川 直子平野 淳平福眞 吉美
著者情報
キーワード: 気候変動, 結氷記録, 十三湖
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

青森県十三湖は日本海に面する汽水湖で、現在は冬季に結氷することはないが、江戸時代にはほぼ毎年結氷(と解氷)し、その連続的な記録が弘前藩庁日記に1705年〜1860年の155年間にわたって残されていることが明らかになった。十三湖には、南から岩木川が流入しており、江戸時代には津軽平野で産出された米輸送の舟運に利用されていたことから、長期間の結氷解氷期日が記録されたと思われる。

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 日本地理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top