主催: 公益社団法人 日本地理学会
会議名: 2019年度日本地理学会秋季学術大会
開催日: 2019/09/21 - 2019/09/23
2015年ゴルカ地震(Mw7.8)の後の地表変動を,2017年2月18日と2019年3月2日に観測されたALOS-2/PALSAR-2データから生成したSAR干渉画像から判読した。これは,地震から2年が経過し,その後の2年間の変動を判読していることになる。カトマンズ北方についてはパス157,フレーム550を,カトマンズ南部については,パス157,フレーム550を利用した。その結果,カトマンズ北方についてはトリスリ川沿川に局所の地すべり性地表変動を見いだした。カトマンズ南部のヘタウダ付近では,GPSによる先行研究では,地震後1.6年間に1.5mmの隆起を観測しているが,生成した干渉画像からは,少なくとも隆起を示す余効変動は観測期間においてみられなかった。