日本地理学会発表要旨集
2024年日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 206
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尾瀬国立公園における冬期平均気温の経年変化
尾瀬山ノ鼻地区における気象観測結果
*岩永 博之重田 祥範
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抄録

地球温暖化に伴う気温上昇は、尾瀬国立公園の自然環境に影響を及ぼす可能性がある。しかし、尾瀬山ノ鼻地区では2012年以降、10年以上冬季の気象観測が行われていなかった。本研究では、2023年12月から2024年3月までの気温観測を実施した。その結果、この期間中の冬の平均気温は-4.7℃であった。1990年以降の冬期の平均気温は上昇傾向にあることが認められた。

近年の尾瀬における地球温暖化の影響を明らかにするためには、今後も観測を継続する必要がある。

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