日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
顎義歯とエピテーゼを装着した1 症例
津田 賢治
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2009 年 1 巻 2 号 p. 227-230

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抄録
症例の概要:患者は77歳の男性.腫瘍により上顎骨の半側,眼窩底を含む右側頬骨および,右眼球を摘出されている.
治療計画と経過:安定感のある上顎顎義歯および,審美的な回復のための眼窩部エピテーゼの作製を治療計画として,上顎顎義歯を作製し,続いて顔面印象,ワックスアップ,シリコーンへの置換および着色・仕上げの工程を経て,眼窩部エピテーゼを完成した.
考察:上顎顎義歯は,中空型とすることで安定性が確保された.眼窩部エピテーゼは審美的には患者の満足が得られたが,着脱が容易でないなど問題は残った.
結論:症例毎に臨床条件の差が大きい顎顔面補綴症例においては,それぞれに適した処置が重要である.
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© 2009 社団法人日本補綴歯科学会
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