2018 年 10 巻 3 号 p. 216-223
インプラント治療は診査・診断から埋入手術,さらには補綴に至るまですべての過程においてデジタル技術の恩恵を受けている.CTデータや口腔内STLデータを基に埋入シミュレーションを行うだけでなく,CAD/CAMシステムを用いたガイデッドサージェリーや上部構造の作製が行われるようになってきた.しかしながら,ガイデッドサージェリーを行ったとしても100%正確に埋入できるわけではなく,またCAD/CAM補綴に関してもどのような症例でどの材料を選択すべきかの基準がないのが現状である.本稿ではインプラント治療におけるデジタルワークフローを整理し,ガイデッドサージェリーやCAD/CAM補綴の有用性や問題点について検討してみたい.