脳卒中(脳血管障害)は虚血性(脳梗塞)と出血性(脳出血,クモ膜下出血)がある.要介護原因第二位の疾患であり,脳機能障害によって口腔機能にも後遺障害が生じる.脳卒中による口腔機能の障害は,感覚機能,運動機能,そして統合機能の障害であるが,病期によって症状が変化しうる.
脳卒中の口腔機能管理は,摂食嚥下リハビリテーションが中心となるが,口腔衛生や義歯などの口腔機能が不良であることが多い.そのため,多職種連携(協働)の中で口腔機能の評価と管理を行い,職種や地域を超えたシームレスな連携をすることが重要である.特に,義歯への対応は歯科医師にしか行えないため,今後の補綴歯科のアプローチに期待したい.