日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第129回学術大会/シンポジウム7 「IODのニューエビデンス」
IODとIARPDの最新エビデンス
金澤 学岩城 麻衣子水口 俊介
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2021 年 13 巻 3 号 p. 187-193

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抄録

 インプラントオーバーデンチャー(IOD)は,McGillコンセンサスとYorkコンセンサスが発表された前後の2000年以降から急激にエビデンスが積み上げられてきた分野である.IODといってもバリエーションがあり,すでに確立された技術である下顎2-IODを始め,1-IOD,ミニインプラントを利用したミニIOD,アタッチメントの種類によってもさまざまである.また,上顎に対する上顎IODや部分欠損症例に対するImplant assisted removable partial denture (IARPD) の臨床応用も増加している.本稿では2000年以降の臨床研究を中心とした約200本の文献から,以下の項目に沿ってIODとIARPDに関する最新エビデンスを紹介し,現在までにわかっていることについてまとめたい.

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