2022 年 14 巻 4 号 p. 407-410
症例の概要:58歳の男性.うまくかめないことを主訴として来院した.保存困難な歯を抜歯した結果,上顎は無歯顎に準じた状態,下顎は両側遊離端欠損となった.上顎は患者可撤式インプラント義歯を,また,下顎はミリングテクニックを応用した部分床義歯治療を行った.
考察:上顎にはインプラントを用い,下顎にはミリングテクニックを応用した部分床義歯を装着したことで,上顎の受圧条件が改善され,義歯動揺の最小化によって下顎臼歯部の十分なサポートが得られたと考えられた.
結論:患者可撤式インプラント義歯とミリングテクニックを応用した部分床義歯により,良好な予後が得られた.