2024 年 16 巻 1 号 p. 17-21
1990年代以降に普及したevidence-based medicineにおいては,ランダム化比較試験(RCT)によるエビデンスが重要視される.しかしながら,RCTで確認された効能(efficacy)が,リアルワールドにおいても同様に確認されるとは限らないため,大規模なリアルワールドデータ(RWD)を利用した観察研究において,その効果(effectiveness)を確認しなければならない.RWDを利用した観察研究は,さまざまなバイアスの影響を受けやすいため,傾向スコア法や操作変数法等の技術を活用して,適切にバイアスに対処しなければならない.