日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
フルデジタルワークフローによるインプラント補綴で審美障害を改善した症例
杉村(上村) 江美
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2024 年 16 巻 1 号 p. 195-198

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抄録

症例の概要:患者は37歳女性.上顎前歯部の疼痛および違和感を主訴に来院した.1|12 が歯根吸収していたため,抜歯し,1||2 にインプラントを埋入した.口腔内スキャナーでプロビジョナルレストレーションの形態と歯肉・粘膜形態を印象採得し,得られた形態データを利用してモノリシックジルコニアを用いたスクリューリテインの最終上部構造を製作し,装着した.

考察:本症例の方法は従来法より簡便で,治療および技工に要する時間を短縮し,さらに印象材や石膏といった使用材料が削減できた.

結論:本稿で紹介したフルデジタルワークフローで製作したインプラント上部構造は患者に装着後,臨床的合併症や破折は報告されなかった.

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