2024 年 16 巻 1 号 p. 28-33
一般的に,閉塞性睡眠時無呼吸症(Obstructive sleep apnea: OSA)の原因として,【肥満】や【加齢】が挙げられている.さらに,OSA発症率は,【性差】があることも報告されており,女性と比較し,男性は高いとされている.
これら三つの因子は,主に疫学的考察からOSA発症の一因と考えられているが,それぞれ,発症のメカニズムに関しては不明な点が多い.
今回は,肥満・加齢・性別とOSAの関係について,気道の形態変化に関する過去の研究結果を踏まえ,二次元/三次元画像における上気道の形態的な所見から考察を加えた.また,注意すべきOSA関連所見,いわゆる,上気道狭窄に対する覚醒時の生体の代償反応についても考察する.