日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第132回学術大会/専門医研修会「補綴難症例に対する補綴歯科専門医の解決策を共有する その2 睡眠時無呼吸症患者の治療」
睡眠時無呼吸患者に対するOA治療における医科歯科連携と技工指示の重要なポイント
渡辺 崇文槙原 絵理八木 まゆみ大楠 弘通李 宙垣有田 正博
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2024 年 16 巻 1 号 p. 34-39

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抄録

 閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA; Obstructive Sleep Apnea)患者に対して,歯科医師は主に口腔内装置(OA;Oral Appliance)の製作という形でその治療の一端を担っている.OA治療では,医療機関への検査依頼状や歯科技工所への技工指示書など,文書によるやり取りが必要である.ここで重要なことは,基本的な治療の流れを把握し,的確な技工指示のもとOAを製作・提供すること,患者を中心とした医科歯科連携体制を整え,円滑な治療と継続的なフォローを心がけることである.本稿では,OSA患者に対するOA治療を行う際に,医療機関や歯科技工所との連携において押さえておきたいポイントを紹介していきたい.

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