2026 年 18 巻 2 号 p. 164-167
症例の概要:患者は60歳女性.義歯を装着したがかみづらく,違和感があり長時間装着できないことを主訴として来院した.上顎は骨造成の後,インプラント埋入を行い,フルアーチインプラントブリッジによる補綴装置を,下顎は固定性ブリッジおよび可撤性部分床義歯を装着した.
考察:上顎では調整を行ったプロビジョナルレストレーションの形態を最終上部構造に反映させたこと,下顎では残存歯を可能な限り義歯の安定に用いたことで良好な経過を得ることができたと考える.
結論:上顎はフルアーチインプラントブリッジを,下顎は固定性ブリッジおよび可撤性部分床義歯による補綴治療を行うことで,良好な予後が得られた.