2026 年 18 巻 3 号 p. 262-268
令和7年12月に3次元プリント有床義歯が保険収載され,CAD/CAM技術は有床義歯補綴分野にも普及しつつある.また,パーシャルデンチャーにおいても,すべての構成要素をCAD/CAM技術で製作することが可能となってきた.一方,口腔内スキャナーについては,部分歯列欠損症例では顎堤粘膜に対する機能印象が必要となるため,実用化には至っていないのが現状である.本稿では,当講座においてこれまで実施してきたCAD/CAM技術を応用したパーシャルデンチャーに関する研究および臨床の取り組みを整理し,デジタルデンティストリーのパーシャルデンチャーへの応用の現状と今後の課題について考察する.