抄録
症例の概要:患者は初診時80 歳の男性.右下・左上大臼歯部の排膿および左下可撤性義歯部の咀嚼困難を主訴に来院.7 6|,|4 5 6,|6 7部はインプラントを支台とした固定性補綴装置にて治療を行った.咀嚼機能の変化を客観的に評価するため,咀嚼能力値および最大咬合力を測定した.測定は術前・最終補綴装置装着時・5年経過時に行った.
考察:術前に比較して,最終補綴装置装着時および5年経過後の咀嚼能力値・最大咬合力が大幅に改善していることから,良好な予後が得られていると考えられる.
結論:下顎両側遊離端欠損症例に対し,インプラントを用いて咬合支持の再建を行い,咀嚼障害を改善することができた.