日本補綴歯科学会誌
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◆シリーズ:補綴装置および歯の延命のために Part 4 -歯周組織の炎症-
補綴装置・歯の延命のためにインプラント周囲炎治療
萩原 芳幸
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2015 年 7 巻 1 号 p. 28-36

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抄録
 生物学的に良好な状態で,長期間にわたり口腔機能を営むことがインプラント治療の最終目的である.しかし,現実には様々な問題事象・合併症が発生することは避けえない.特にインプラント周囲炎は進行性かつ不可逆的な組織変化をもたらし,かつ比較的高い罹患率を示すためインプラントの予後に大きな影響を与える.インプラント周囲炎の初期病変は見逃されやすく,重症化するまでの自覚症状も少ない.しかも,重症化してからの治療方法は確立しておらず,その進行を止めることも困難である.本稿ではインプラント補綴装置の予後を大きく左右するインプラント周囲炎の基本的事項,治療法および予防措置について簡単にまとめた.インプラント周囲炎の病態把握とそれらに適した治療方法の選択に役立てば幸いである.
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© 2015 社団法人日本補綴歯科学会
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