日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第124回学術大会/シンポジウム3 「幹細胞研究の現状と将来展望」
間葉系幹細胞の新しい機能
─免疫調節細胞としての間葉系幹細胞─
秋山 謙太郎古味 佳子窪木 拓男
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2016 年 8 巻 4 号 p. 346-353

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抄録

 間葉系幹細胞は,様々な体細胞に分化できる多分化能を有している事が知られており,その性質を応用した組織再生療法が長年に渡り,研究・臨床応用されて来た.一方,間葉系幹細胞の持つ免疫調節機能が着目されるようになり,様々な全身性免疫疾患に対する間葉系幹細胞移植療法の治療効果が報告されるようになった.このように間葉系幹細胞の機能は多岐に渡るが,その機能自体や制御メカニズムは未だ不明な点が多く,治療効果が不確実な場合もある.本稿では間葉系幹細胞の持つ機能のうち,とりわけ免疫調節機能の発現と治療効果が得られるメカニズムについて我々の研究データとともに紹介する.

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© 2016 公益社団法人日本補綴歯科学会
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